注文住宅のデメリットにはどんなものがあるの?

注文住宅のデメリットにはどんなものがあるの?

注文住宅にはメリットが多くありますが、もちろんデメリットもありますので選択する際には十分に考えておかなければなりません。
最も気になるのは価格であり、注文住宅はいわばオーダーメイドであって、既製服とオーダーメイドの服とでは値段が異なるように住宅の価格も異なってきます。
それだけ十分な予算が必要になってくるわけです。
思い立ってから実際に住めるようになるまでの時間も長くなります。
建売であれば、思い立った時点で既に売り出されている物件を購入することもでき、その場合は入居までの時間を短縮できますが、注文住宅の場合は注文時点で既に売り出されている物件というのは言葉の意味から考えてもあり得ず、それだけ時間がかかるわけです。
このほか、ある程度はハウスメーカーや工務店が支援してくれるでしょうが、何が適切な注文なのか、自分たちで責任を持って選定したり判断をしなければならず、右も左も分かっていないようでは話になりません。

注文住宅へ直ぐに入居するにはどうしたらいい?

設計の自由度が高い注文住宅であればデザインから間取り、そして水まわりの設備や門扉といった外構の部分まで、家のあらゆる箇所を希望どおりに仕上げることが可能になります。
ただし家へのこだわりを追求するほど、工期も長期化してしまう傾向が高まります。
実際に注文住宅における竣工までの期間については、仮に土地探しから始めると、1年以上かかるケースも少なくありません。
したがって直ぐにでも理想の注文住宅へ入居したいなら、それなりの工夫が求められるでしょう。
例えば住まいの総合サイトを活用するのも、その1つ。
ここでは予算のシュミレーションから土地や建物の相場、さらに最適なプランの提案や業者の紹介まで、トータルかつスムーズにサービスを提供しているので、入居までの期間を短縮することも可能です。
もう1つの工夫は、工期が短く済む工法の家づくりを選択することでしょう。
例えばツーバイフォーと呼ばれる木造枠組壁式工法であれば、材料寸法や釘等が規格化されいる上、施工手順も非常に合理的されているので、比較的短い工期で質の高い住まいの実現を可能にします。

筆者:田部井隆文

筆者プロフィール

佐賀県嬉野市生まれ。
ハウスメーカーに長年勤務した経験を活かし、注文住宅に関する記事を執筆中。